トイプードルのステラ♀(母:ホワイト)、ロッシュ♂(父:レッド)、その娘レッフェ♀(アプリコット)の3ワンとの南国暮らし。ビール、音楽、ランニング、水泳、海。


by coliew
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シンガポールの奇抜なデザインの建物を鑑賞する

先週の日曜日、

「で、チリクラブ、いつにする?」

というSMSをシンガポール太郎に送ったら、

「ちなみに1位取りました」

という可愛げのない返信が来た。




はい、はい。分かってますよ。


2週間での偉業達成に対して、友人としては非常に嬉しいです。
なんでも奢りますよ。


私は今週の土曜日から休暇に入りますので、まずは今週中に蟹に行かなければなりません。きっと太郎が今週末当たりに「なぜか近所の優しいおじさんが蟹を奢ってくれて、ガッツポーズを取らされている太郎Jr.の写真」をアップしてくれると思います。


「この蟹は君の個人情報公開の犠牲の上に成り立っているのだよ」と太郎Jr.に教えてあげたい衝動に駆られなくもないですが、私もいい歳をした大人です。そんな野暮なことはせず、彼が蟹とアゲパン持ってガッツポーズ!している写真が太郎のブログにアップされるのを静かに待ちたいと思います。




と、一区切り着いたところで、僕もそろそろ普通の内容の更新をしたいのですが・・。




今や一人当たりの名目GDPが日本を抜いてアジアのトップ(世界13位、日本は18位)に立ったシンガポール。好調な経済状況を反映してバブリーな建物が次々と建設されています。

なにせここは地震がない国突拍子もないデザイン(しばしそれは悪趣味となる)を、比較的コストをかけずに実現できます。100年に一回とかの地震で壊れない建物を建てようと思ったら鉄筋や鉄骨やコンクリートの量を多くしなければならないのでしょうが、シンガポールではそれをほとんど考慮しなくていいわけです。


たとえばですね・・・


通信会社Singtelのビル(Singtel Communication Tower)。
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突き出た部分に機能上なんらかの意味があるのか?いや、たぶんないし。
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良く見るとてっぺんの三段になっている部分も素敵。
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これが今日のテーマです。

「日本じゃ有り得ない!」なシンガポールのビックリデザインのビル群を紹介していきます。


なお、「~を鑑賞する」のタイトルは団地評論家大山顕さんのシリーズコラムからの引用です。
「共食いキャラクター」を鑑賞する
「駅のパイプ」を鑑賞する
他には“地下鉄ホームの脚線美”など、
特に初期に秀逸なコラム多し。




さて、もちろんトップバッターは

(1)マリーナベイサンズ

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今やシンガポールを代表するランドマーク。三つのビルのてっぺんにデッカイ船をあしらって世界中の度肝を抜いた超斬新なデザインのホテルです。

船首部分は世界最大の片持ち梁構造。素人はここだけに注目しがちですが、もう一つ見所は、Tower 1(船尾側タワー)の大きく傾斜したビルの壁
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ビルが立ち上がっていく建設期間中、この傾いた壁は自立できません。何かで支えてあげなければ倒れてしまいますので、巨大なジャッキを使用していました。(写真はジャッキ撤去後)
日本でこんなのを建設したら、建設中に地震が起こったときにこの壁絶対倒れるし。大惨事確定です。



続きまして・・

(2)リフレクションズ@ケッペルベイ

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出来立てほやほや高級コンド。

セントーサ島やTelok Blangah Highwayから見えますので、在星者にはお馴染みの建物だと思います。

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ポイントは垂直でない外壁ですが、ビル中心には垂直のコア部分が見えますね。外壁は建物の荷重を負担しないカーテンウォールではないでしょうか。

気になるRentの相場ですが、最上階の4ベッドルームペントハウスが$20,000/月~、高層階の4ベッドルームで$12,000/月
これは手が出ません。
低層階、タワーじゃない棟まで含めれば3ベッドで$6,000~$8,000/月、2ベッドで$4,500~$6,000/月ですが、タワーじゃなければ高いお金払って住む意味は半減。


ところで私は建築の技術者ではありませんのでもし技術的に間違ったことを書いておりましたら、非公開コメントなどでこっそりと教えて下さいませ。



(3)シンガポールアートサイエンスミュージアム

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場所は戻って、マリーナはベイフロント。
蓮の花がモチーフとのことですが、同時に、手のひらと十本の指を表していると述べている資料もあります。
左右非対称アンバランスな構造ゆえ、耐震性には弱点がありそう。このようなデザインも日本では不経済的なのではないか・・・と思ったりする。
今アンディウォーホル展をやっていて、ちょっと行きたい。



(4)インターレース(コンドミニアム;建設中)

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積み木状("Jenga-like Apratments”)の建設中コンドミニアム。
場所はAlexandra RoadとAyer Raja Expresswayの交差している辺り。
延べ床面積(GFA)的に非効率であろうデザイン。カッコいいけど値段は高くつく。アーキテクトもよくいろいろとアイデア思いつくなあと感心します。マーケットが好調(というか不動産バブル)なので建設コストとか面積単価とかもはや関係ないですね。

と思ったら、似たような先例がありました。
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場所はグルジア、ソ連時代の1970年代の建造。現在は使用されていない建物とのこと。



(5)スカイハビタット(コンドミニアム;建設中)

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これも建設中のコンド。場所はBishanです。
ぱっと見た感じではそんなにインパクトないかもしれませんが、タワーとタワーの間を通路で結ぶ系のデザイン(マリーナベイサンズ、ピナクル@ダクストンなど)を見て思うのは、これがもし日本で、地震が起こって一方のタワーと別のタワーの揺れ周期が異なり別方向に引っ張られた場合、もしくは一方が共振を起こした場合、連絡通路なんかポッキリといくか落っこちるような気がしますがどうなんでしょう。



(6)名称不明(建設予定のコンド)

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これは恐い。恐くて住めない。
というかきっと値段も高くて住めないような気もしますが・・。

と思ったら、日本にも類似デザインのビルがありました。
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ちょっとはゴツイ構造ですが。銀座にある丹下健三設計の静岡新聞東京支社ビルです。竣工は1960年代。






ところで、シンガポールは地震がない国と書きましたが、隣国インドネシアなどで巨大地震が発生したときは、高層ビルの中にいた人たちは揺れを感じたそうです。

そんな時、地震に慣れていないシンガポーリアンたちがどんな反応・行動を見せるか御存知ですか?








我先に!とエレベーターに殺到するんです、あいつら。










えーと。今日の結論は



シンガポーリアンは非常階段の使い方を知らない



ということにしたいと思います。





おわり






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by coliew | 2012-05-08 09:02 | Others